第27回(坂 明夫)

「日本人と靖國神社」

「今も生き続ける靖國の心」

――英霊のお心、肉親に対する切なる思いをお持ちになりながらも、祖国のために尊い生命を捧げられた英霊のお心。愛する祖国、愛する故郷、愛する家族、悠久の大義、正義のために生きる、そして死ぬお心。こういったものが今なくなっているのではないかということをよく耳に致します。
しかしながら私は折に触れ、靖國の心、英霊の心は今も生きていると感ずることがございます。平成一三年に新大久保駅で日本人男性と韓国留学生の男性が、ホームから転落した男性を助けようとして、結局、三人とも亡くなられた事件がありました。本年も、ときわ台駅で自殺しようとしていた女性を決死の覚悟で救出しようとした宮本(邦彦)警部、当時、巡査部長でございますが、宮本巡査部長は身を挺して助けようとして、命を絶たれました。
宮本巡査部長が入院された際、たくさんの方々がお見舞をされましたし、メディアも彼の行動を尊しとして報道しました。新大久保駅での二人の青年、宮本巡査部長の心は、即ち英霊の心です。こういう英霊のお心を美しいとする日本人の心が残っていることを感ずるのです。
ついでに申しますと、靖國神社は戦争で自分の身を捧げたことを讃えるが故に、「戦争を賛美している」と誤解されることがあります。新大久保駅の事故にしても、ときわ台駅の事故にしても、そのような事故を賛美しているのではなく、救済者の行為、お心を讃えているのです。それと同じように靖國神社は、戦争で命を捧げられた方々の行為、お心を讃えているわけでして、戦争を賛美しているのではございません。その辺を理解して頂きたいと思います。――

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「日本人と靖國神社」(PDF:48KB)

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