石田尊昭:「人生の本舞台」
今月の一節「己に求めるか、それとも人に求めるか」
子曰はく、君子は諸(これ)を己に求め、小人(しょうじん)は諸を人に求む。
君子は何事も己の反りみ求め、小人は何事も人に求める。
2年ぶり、尾崎行雄記念財団の石田事務局長が登壇
前回の2011年5月以来、実に2年4か月ぶりに尾崎行雄記念財団の石田尊昭・事務局長に登壇いただきました。
論語研究会は講師のお話を伺うだけではなく、参加者全員にとって「何かの糧になる」「0が1になる」きっかけを提供する一助となることを大切にしていますが、今回の石田講師も「論語研究会との交流がきっかけで、何かが変わった」エピソードの数々を紹介頂きました。
冒頭・代表幹事の田村から皆様に紹介した「尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座講義録」もそうした所産の一つです。
さて、今回のタイトルでもある「人生の本舞台」は憲政の神、あるいは議会政治の父と呼ばれる咢堂(がくどう)こと尾崎行雄が遺した言葉として有名です。
尾崎咢堂の功績を顕彰する永田町1丁目1番地1号・憲政記念館には尾崎の言葉を刻んだ石碑が置かれています。
講演では、その石碑をしみじみと見つめた小泉純一郎・内閣総理大臣(当時)が尾崎の言葉に感銘を受けたエピソードに始まり、尾崎が苦悩の果てに見つけた(人生半ばを過ぎてからの言葉であった)事実など、2年前よりも深く、興味深いお話をいただきました。
参加いただけなかった方は本当に残念です。
会の後半では、従来とは趣向を変えて参加者全員の「人生の本舞台」について発表しあう場が設けられました。
人の数だけ、人生の本舞台がある。
多くの方にそれぞれの本舞台を語っていただきました。
日本論語研究会は、代表幹事や運営メンバー、講師だけのものではありません。
参加いただける一人ひとりの会、あなたの会です。
今回で96回目を数え、100回に向けてまだまだ加速して参ります。
これからも皆様の参加を、運営スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。
講師の著作
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講師の関連サイト
石田尊昭Official Website(http://ishidat.jimdo.com/)