2012年6月(安岡定子)

安岡定子:「論語が拓く未来」

今月の一節(孔子とその弟子たちとの対話)

「子貢」編

◆子貢曰く、
  貧しくして諂うこと無く、富みて驕ること無きは何如。
  子曰わく、
  可なり。未だ貧しくして道を楽しみ、富みて禮を好む者には若かざるなり。
  子貢曰く、
  詩に云う、切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如しと。
  其れ斯を之謂うか。
  子曰わく、
  賜や、始めて與に詩を言うべきのみ。諸に往を告げて來を知る者なり。  

※『詩経』・・・中国最古の詩集。

◆子貢問うて曰く、             
  一言にして以て身を終うるまで之を行うべき者有りや。
  子曰わく、
  其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。  

◆子貢問う、
  師と商とは孰れか賢れる。          
  子曰わく、                                    
  師や過ぎたり、商や及ばず。            
  曰く、
  然らば則ち師は愈れるか。
  子曰わく、
  過ぎたるは猶及ばざるがごとし。 

◆子貢、君子を問う。
  子曰わく、
  先ず行う、其の言は而る後に之に従う。  

◆子貢曰く、
  斯に美玉有り。匱に韞めて諸を蔵せんか、善賈を求めて諸を沽らんか。
 子曰わく、
  之を沽らんかな、之を沽らんかな。我は賈を待つ者なり。  

「子路」編

◆子路、政を問う。
  子曰わく、
  之に先んじ、之に勞う。益を請う。
  曰わく、
  倦むこと無かれ。 

◆子、顔淵に謂いて曰わく、
  之を用うれば則ち行い、之を舍つれば則ち藏る。唯我と爾と是れ有るかな小子。
  子路曰く、
  子三軍を行らば、則ち誰と與にせん。
  子曰わく、
  暴虎馮河、死して悔いなき者は吾與にせざるなり。
 必ずや事に臨みて懼れ、謀を好みて成さん者なり。 

◆子曰わく、
  由、女に之を知るを誨えんか。之を知るを知ると為し、知らざるを知らずと為す。
  是れ知るなり。  

◆季路、鬼神に事えんことを問う。
 子曰わく、
  未だ人に事うること能わす、焉んぞ能く鬼に事えん。
  曰く、敢て死を問う。
  曰わく、
  未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。 

◆子曰わく、
 片言以て獄を折むべき者は其れ由なるか。子路は諾を宿むること無し。

◆子曰わく、
 道行われず、桴に乗りて海に浮ばん。我に從わん者は、其れ由なるか。
  子路之を聞きて喜ぶ。
  子曰わく、
  由や、勇を好むこと我に過ぎたり。材を取る所無からん。  

改めて学ぶ、論語の奥深さ

過去2回(第47回、そして第69回)に続き今回で3度目の登壇となる安岡活学塾講師・安岡定子先生。これまでの功績を称え、代表幹事の田村より記念の楯が贈呈されました。

第2回・日本論語新樹賞



当日は全国で展開中の「こども論語塾」を髣髴とさせる素読をはじめ、孔子の高弟(子貢、そして子路)についての丁寧な解説も織り交ぜてあっという間の90分となりました。
当日のハイライト動画は後日配信予定です。

安岡定子「論語が拓く未来」

講師の著作

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