緑川佑介:
「孔子の一生と論語」
今月の一節
子曰く、「利に放(よ)りて行えば、怨み多し」と。
→孔子が言った。「自分の利益ばかりを考えて行動すると。他人から恨まれることが多い。」
緑川佑介著『孔子の一生と論語(明治書院刊)』
孔子を眼前に、学びの場を少しだけ一新
今回から、孔子生誕の地として知られる中国・曲阜由来の書画を掲げて開催する事に致しました。肖像と書(和為貴、和をもって貴しと為す)は、先月中国へ視察に訪れた代表・田村が孔子直系子孫の方から特別に書き起こして頂き、持ち帰ったものです。
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聖俗あわせ持ったからこそ、君子たりえた孔子
いつもの素読の後は、『孔子の一生と論語(明治書院刊)』の著者でもあり、今回より安岡正泰先生と並ぶ当会最高顧問に就任いただいた緑川佑介先生にお話を頂きました。
テーマは著書のタイトルにもある、孔子の生涯について。
『庄内論語』に影響を受けつつも、自身が納得できるテキストが存在しなかった理由から執筆に至った経緯。
また字句の吟味に留まらず人間としての孔子にスポットを当てた内容を元に、ユーモアを交えて知られざる孔子像について解説いただきました。
詳細リポートは渡辺豪士・事務局次長のブログ(まんまる通信2)でご覧頂けます。
決して「聖人君子」一辺倒ではなかった、むしろ聖俗を併せ持ち、多くの挫折を味わって来たからこそ、孔子は孔子足りえたのではないかという講話には、安堵にも似た驚嘆が教室のあちこちから聞こえました。
詳しくは渡辺次長のブログと、講演動画をご覧ください。
配布資料
当日の配布資料は以下の通りです(Word形式)。
動画と併せてお読み下さい。
講演レジュメ.doc(112KB)
孔子の言葉.doc(113KB)
「講演動画」
当日の講演の模様はYoutubeで全編ご覧いただけます。
講師の書籍
緑川先生の著書(孔子の一生と論語/当会公式テキスト)は、Amazonでもお求め頂けます。是非、お読み下さい。