中條高徳:
「日本に遺(のこ)す」

今月の一節「恐らく、最も有名な論語」

<その1>
子曰く「巧言令色、鮮(すくな)し仁。」と。

→孔子が言った。「心にもないお世辞を言ったり、他人に気に入られようとする顔つきや態度をする人には真実の心(仁)はないものだよ。」


<その2>
子曰く「剛毅朴訥、仁に近し。」と。

→孔子が言った。「意思が強くて、間違った物事に負けることがない。言葉や行動に飾り気のない人は『仁』に近い人といえる。」

第2回・日本論語大賞の受賞式から

記念すべき第60回となる5月29日。中條高徳・アサヒビール名誉顧問より「日本に遺(のこ)す」と題した講演を頂きました。
中條先生は過去にも2回に渡り当会の講師として登壇頂いておりますが、今回は3度目の登壇とお話を頂ける事になり、「第2回・日本論語大賞」の受賞式から始まりました。
授賞式の様子は動画でご覧いただけます。

過去の2回にも増して、一層の熱弁を時間の限り奮っていただいた今回の講義では「滅びの3原則」について、身振り手振りを交えて教えて下さりました。

1.理想を失った民族は滅びる。
2.全てを物の価値に捉えて、心の価値や豊かさを忘れた民族は滅びる。
3.そして、自国の歴史を忘れた民族は滅びる。

ユーモアの中にも厳しさが満ち溢れる、教える側にとっても学ぶ側にとっても気の抜けない「真剣勝負」です。

中條高徳講師
中條高徳講師

会津藩校・日新館の「什の訓(じゅうのおしえ)」についても解説を頂きました。
「ならぬ事(もしくはならぬもの)は、ならぬ」。理屈ばかりが横行する現代において、もっともシンプルで力強い教えです。

中條高徳講師

最後には参加者の方から頂いたお便りの紹介や、質疑応答の時間も設けて頂きました。一方的に教えて下さるだけでない、中條先生との交流に「現代の寺子屋」が復活した瞬間でした。

中條高徳講師
中條高徳講師

当日の紹介書籍

紹介頂いた書籍は次の二冊になります。完売でお求めになれなかった方は以下のリンクバナーを参照頂けると幸いです。

当日の講演映像

講演の模様は動画でもご覧いただく事が出来ます。
遠方の方も、インターネットを通じて教室の様子を追体験いただけると幸いです。
(当日は資料配布なし/動画のみでお楽しみ戴けます)